村尾政樹のブログ『伝える。』

ソーシャルセクターに勤める26歳の個人ブログ。仕事や活動の記録がメインです。

2016年の活動と自己紹介

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 2016年も深いご理解と温かいご支援・ご協力を賜り、本当にありがとうございました。今年も引き続き何卒よろしくお願いいたします。

 2016年は登壇や掲載などの機会が40回ありました。2015年までの機会も含めて100回以上の機会をいただき、心から御礼申し上げます。2017年は原点である母の死から15年が経過します。今まで支えていただいた人への感謝の想いを常に持ち、皆様のお役に立てられるよう今年も取り組みを進めてまいります。

▼2016年の主な活動記録

<2016年1月>

子どもと若者の成長を支えるウェブマガジン・ひみつ基地に記事が掲載

朝日新聞に共同研究調査結果に関する記事が掲載

毎日新聞に共同研究調査結果に関する記事が掲載

北海道石狩市で市役所職員や市議会議員に講演

<2016年2月>

朝日新聞『私の視点』に寄稿「子どもの貧困 行政の対策、鈍らせないで」

<2016年3月>

全国社会福祉協議会発行「月刊福祉4月号」にレポートが掲載

岡山県総社市総社市長と意見交換

北海道札幌市で「あすのば交流会・意見交換会」登壇

日本自殺総合対策学会フォーラム2016で登壇

<2016年4月>

事務局長を務める財団法人が内閣府から公益認定

厚木ロータリークラブの例会で講演「卓話 子どもの貧困」

『さっぽろ子ども・若者白書2016』に寄稿

<2016年5月>

琉球新報に記事が掲載「若者が動く!沖縄から 貧困解消へキャラバン

<2016年6月>

札幌市子ども・子育て会議臨時委員に就任、児童福祉部会に出席

公益財団法人あすのば1周年のつどいで登壇

社会福祉法人武蔵野会のセミナーにシンポジストとして登壇

<2016年7月>

沖縄タイムスに記事が掲載「貧困解決へ意見交換」

沖縄タイフーンエフエムで出演

沖縄県で「子どもの貧困対策 全国キャラバン」開催、登壇

沖縄タイムスに全国キャラバンの様子が掲載

琉球新報に全国キャラバンの様子が掲載

毎日新聞『ストーリー』面に特集記事が掲載

<2016年8月>

厚生労働省で共同研究調査結果の記者会見

毎日新聞に共同研究調査結果の記事が掲載

Yahoo!ニュースで特集記事が掲載

<2016年9月>

札幌市子ども・子育て会議児童福祉部会に出席

東京都港区主催講演会・シンポジウムに登壇

毎日新聞に記事が掲載「つなぐ18/逃げ場所をたくさん見つけよう」

若者自殺対策全国ネットワークフォーラムに登壇

ウェブメディアwithnewsに記事が掲載

<2016年10月>

長崎県大村市でワークショップの講師をつとめる

高知県で「子どもの貧困対策 全国キャラバン」開催、登壇

岡山県で講座・ワークショップの講師をつとめる

山陽新聞に講座・ワークショップの記事が掲載

ハフィントンポストに共同研究調査結果の記事が掲載

週刊女性『人間ドキュメント』に特集記事が掲載

山陽新聞のコラムで講演の内容について紹介

<2016年11月>

NHK教育テレビ『ハートネットTV』の密着取材がスタート

<2016年12月>

第2回あすのば全国集会でコーディネーターとして登壇

神奈川県のケースワーカー研修会で講師をつとめる

栃木県で「子どもの貧困対策 全国キャラバン」開催、登壇

東京都福生市の公民館の講座で講師をつとめる

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 村尾政樹(むらお まさき)

子どもの貧困対策を推進する『公益財団法人あすのば』事務局長。社会福祉士兵庫県神戸市生まれ、26歳。

小学6年の春に母が自殺で亡くなる。家庭環境から就職を考えて商業高校へ進学するが、同じ境遇の仲間との出会いをきっかけに進学を志す。北海道大学教育学部へ進学後、困難状況にある子どもや若者の主体形成について研究。2010年、北海道の自殺対策や子どもの貧困対策を推進するネットワークを立ち上げる。

大学卒業後は、札幌市で地域の子どもを支える公益法人に就職するが、進まない子どもの貧困対策への危機感から2015年に上京。全国で先駆的な取り組みを行う支援者や研究者、学生たちと財団法人を設立し、事務局長に就任。子どもや若者の「生きる」が肯定される社会を目指し、全国で活動を展開。体験談や子どもの声を伝える講演・新聞掲載の機会は100回を超え、多くの人に想いを届ける。

札幌市子ども・子育て会議臨時委員。トルコ留学時に出演した映画が第67回カンヌ国際映画祭パルムドール大賞受賞。

備忘録としての活動報告

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 2017年も後半戦です。先月は周年行事での登壇、子ども食堂を始めたNPO法人の総会で講演と続き、今月も事業でパネルディスカッションのコーディネーターを務めさせていただきました。また、先月「第31回人間力大賞」の最終選考があり、今月下旬の授賞式に出席予定です。

最近はバタバタする日が続いてブログを更新できていないのですが、最新の子どもの貧困率発表や次年度概算要求の時期で考えていることなどを整理したいと考えています。

暑くなってまいりました。くれぐれもご自愛ください。

伝える。7/「わたしは、ダニエル・ブレイク」を観て

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 6月に入り、今年も前半最終月となりました。最近は5月21日にお医者さんへの講演や貧困研究誌に寄稿した号が今月中旬に発刊予定です。また、ふとしたご縁でご推薦いただいた「第31回人間力大賞」の審査が通って下旬に最終選考が行われます。

 本日は振替休日をとって第69回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品「わたしは、ダニエル・ブレイク」という映画を観てきました。知人から紹介されたこと、来月10日~15日イギリスに滞在する予定だったことがこの映画を観るきっかけでした。

danielblake.jp

イギリス北東部ニューカッスルで大工として働く59歳のダニエル・ブレイクは、心臓の病を患い医者から仕事を止められる。国の援助を受けようとするが、複雑な制度が立ちふさがり必要な援助を受けることが出来ない。悪戦苦闘するダニエルだったが、シングルマザーのケイティと二人の子供の家族を助けたことから、交流が生まれる。貧しいなかでも、寄り添い合い絆を深めていくダニエルとケイティたち。しかし、厳しい現実が彼らを次第に追いつめていく。

 この映画は、フィクションです。でも、『これはフィクションじゃなくて自分のそばにある』と観た人たちが感じてほしい。今年は届けきられていなかった方面にも伝えることを意識しながら、タレントさんや企業など様々な分野の人から率直な意見を積極的に聴くようにしていますが、その人たちはどう感じるのだろう。

 最近の問いは「政策が文化をつくることは可能なのか」。学生時代、社会的養護を経験した若者の語りから安定した居場所・職業・住居の「居職住」アプローチとインフォーマルな支援体制の構築を考察していたときに思ったことは、子どもや若者に寄添う文化をつくりたいということ。

 日々の仕事で子どもの貧困と向き合い様々な制度の改善を目指し、「子どもの貧困対策法」が成立したからこそ広がった認知とともに理解を深める形で歩みを進められているのか不安な気持ちや危機感が募っています。近年のイギリスの動向がイギリスの子どもの貧困対策を揺れ動かし、根付かない制度からも学ぶべきことがあります。対策法成立4年と財団設立2年が経過する今日、5年目・3年目は何が必要なのか、何をすべきか、何ができるのか。

 今週末11日には、がん対策基本法自殺対策基本法施行10年を記念した「いのちのフォーラム」がNHKホールで開催されます。少なくとも自死遺児として育った僕は、自殺対策基本法が血の通った法律として希望に感じ、社会が『お母さんやあなたが悪かったんじゃない。私たち社会の問題で、私たちが責任を持って解決したい』と言ってくれているようでした。来年6月、「子どもの貧困対策法」成立から5年が経ったとき、子どもや若者たち、お母さん・お父さんがそう感じられる法律であってほしい。

 いのちのスタートラインである子ども・若者期が大切にされる文化が根付けば、一人ひとりの『生きる』が大切にされる社会につながると僕は信じています。一方で、だからこそ子ども・若者を支える周りが大変なまま、もしくは無関心のままでは状況が変わらない。

 主人公のダニエル・ブレイク、シングルマザーのケイティは直ぐそばにいる。そして、自分の心の中にも隠れたダニエル・ブレイクがいるのかもしれない。「わたしは、ダニエル・ブレイク」を観た色んな人の感想が聴きたいな。